2023年 年頭のご挨拶 〜CEO Letter〜

明けましておめでとうございます。

年頭にあたり、ご挨拶申し上げます。

新型コロナウィルス感染症(国際正式名称 COVID‑19)の来襲から3年、世の中はwithコロナへと舵を切り始める一方で、世界各地で自然災害や予想だにしない社会情勢の変化など緊張と目まぐるしい日々が続いております。

COVID‑19の知らせを受けたのは外資系コンサルティングファームに務めているときでした。それは、2019年11月のこと、日本と同じアジアパシフィックとセグメントされるアジア圏の支社に勤める仲間たちから「未知の感染症」、「強力な感染力」、「死者の発生…」という連絡が矢継ぎ早に届き、被害状況の分析と日本と世界経済における影響を算出し始めていた事がつい先日のことのように思い出されます。翌々月の2020年1月には日本のメデイアも連日のように未知の感染症(後にCOVID‑19)の報道がなされはじめました。

昨年はついに我が家も一家全員が罹患。個人としては一時的に嗅覚と味覚を失う経験もいたしました。また、悲しくも親族を二人喪うという試練の道も通されました。しかし、足を止めていたら”祖母も大叔父も喜ばない”と気がつくのに時間は掛かりませんでした。子が小さいことも要因としてございますが、”人生の意味”と”今後の生き様”を問われ続けた一年だったように思います。

私はこれまでにITメガベンチャー、外資系コンサルティングファームにてITを活用した新規事業の創出と並行する形でスタートアップ支援、大手企業のコンサルティング支援、地方自治体と連携した地域課題解決プロジェクトのデリバリー、大手経済メデイアにて連載の担当、政策提言など様々なステークホルダーの方と共に仕事を通じて世の中のエコシステムを俯瞰させていただきました。その中で気付かされたことは私が生きていた世界は、ごく一部でしかなかった。と言うことです。つまり、国内における約0.3%の大企業からみた世界でしか無かったのです。

日本国内における約99.7%は中小企業とよばれる中小企業基本法において定義されている組織で支えられており、人々は文化的、社会的、経済的な生活が営めています。Fish Hookとしてはこれまでの経験や知識を活かした本質的なデジタル化と業務の効率化、本来向き合うべきJobにステークホルダーの皆様が更に向き合うことができ、ひいては日本経済が発展する一端を担えるような存在になりたく日々、お客様と向き合っております。

そして、経済活動と生命活動の源である「自然環境の保護と回復」を目的として創業した法人です。2023年はFish Hookとして本格的な経済活動がスタート致します。オンライン特化の釣具&アウトドアギア用品店。ニューリテールの在り方をアングラー様、管理釣り場様、メーカー様、問屋様、アウトドア好きな皆さまと共に未来を創造する新たなスタートを切って参ります。

本年も何卒、よろしくお願い申し上げます。

2023年 1月5日

Fish Hook 代表取締役CEO 竹田 亮士